東華最古といわれる呪術家：李家の現当主。業界有数の術師でありながら話術や武術にも優れ、呪術の使用を極力避ける節がある。とある事情から日ノ本の政府と取引し、特殊機関：秘匿操作局(Secret Bureau of Control,SBC）に所属して力を貸している。

 

現在は情報収集のためとあるファミリーに潜入しており、所属は「白」、階級は「King」(最高幹部)。幹部たちの中では珍しくフィールドワークを好み、現場で直接指揮を執ることも多い。面倒見がよく部下からも慕われる兄貴分で、普段の飄々とした言動とは裏腹に責任感が強い。若い頃には同年代の仲間と修行を称して東華中の道場を巡る旅をしていたことも。

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かつては自分の家や伝わる術に誇りを持っており、尊敬する父の願いであった東華一を目指すため道場で修行をしていた。

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長年に渡り敵対してきた張家との関係も改善に向かうように思われ周囲からの期待も高まる中、ある任務中の出来事をきっかけに一族の者すべてを失い、家に伝わる呪術も疎み使用を避けるようになった。同じくこの任務に参加していた張家もその全員が消息不明となっていたことから討伐予定であった異形の返り討ちにあったとして済まされ、真相を知るのは香のみ。

任務から帰還後、唯一の生き残りとして李家当主となるが、事の発端であり未だ野放しになったままの異形：朧（ No.487）の討伐と、行方不明になった幼馴染、春霞の捜索のために街を離れることを決意。東華の道場巡りをするという旅集団を利用し、暫く情報収集をしていた。しかし成果が得られず、朧が発生した地である日ノ本へとさらなる手がかりを求めて渡る。

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日ノ本で神話などを調べている最中に怪異と遭遇。退治しているところをSBCの局員に発見され、危うく逮捕されかけた。が、香の能力に目を付けた局長の説得により、SBCに所属して日ノ本の治安維持に力を貸すことを条件に見逃され、捜索にも協力してもらうこととなった。

 

朧を捜査する中、彼が瑛国に潜伏し、あるファミリーのボスとして一般人を拉致・監禁していることを突き止め、潜入捜査をするべく瑛国へ渡る。現在はファミリーのメンバーとして潜り込み、ボスと接触するために活動中。